年賀状は嫌い。

年末が近づくと憂鬱になる。


今年も年賀状を作らなければならないからだ。夫は、そこはすごくキチンとしていて、かなり前から年賀状を作り始め、必ず元旦に届くように投函する。

律儀に、去年くれた人全員に、だ。


しかし、我が家に元旦に届くと年賀状はいたって少ない。2日、3日…と、少しずつ増え、6日や7日になってようやく届くものもある。


後からコンビニで慌てて購入して出した、というように一言の手書きもない印刷だけのもの。ご丁寧に、「お子さん、お母さん似ですね。」と、後出ししましたと、堂々と書いてくるもの。

全部ではないけれど、ハガキそのものから

「面倒なこと、させんなよ」という空気が漂っている気がする。


そして、それでも、こちらが出した枚数より、毎年確実に帰ってくる数が減っている。そして、それは、学生時代の友達だったり、上の子のママ友だったりするが、いつも私ばかり。


年の初めに、文字通り人間関係を切られるのだ、もうあなたから連絡しないで下さいと、それも毎年。


届かないハガキ一通に落ち込み、引きずる、私はそんな暗くて面倒くさい人間だ。


本当はそんな切ない年明けはもう辛い、年賀状はもうやめたい。そんなこと、夫に言えるはずない。