偏食教育

子どもの頃。私の母はどちらかといえば、躾には厳しい方であった。


しかし、母自身にひどい偏食があったので(食べられるものを数えた方が早いくらい)

好き嫌いについては、一切、注意されずに育ってきた。


小学校の学校給食にはそれは苦労したが、私立中学に進み、早々に弁当持参になったので、その後は偏食し放題で生きてきた。


社会人になり、人前で食事をする機会も増えてくると、さすがに嫌いだから全部残すわけにも行かず我慢して食べることもあるが、


現在、我が家の食卓には私の嫌いなものは並ばない。でも、母として、子ども達にはもう少し食育をして行かなくてはならないのだろうとも思う。


先日、ファーストフードのハンバーガーに挟まっているピクルスを娘と2人で、当然のように抜いていたら、上の息子に怒られた。


偏食な母の偏ったメニューを毎日食べながらも彼にはあまり好き嫌いがない、不思議なものだと思う。


ちなみに、夫もなんでも食べる人で、実家に帰ると、しいたけやセロリなど、普段絶対に家で食べられないものをむさぼるように食べている。

申し訳なく思うが、しいたけをスーパーのカゴに入れる勇気がなかなかわかないのだ。