感情と愛情

昨日、上の息子と大ゲンカをした。


いくら、私がダメな人間でも昨日の理由については100%彼に非がある。そして、それは本人もわかっている。

けれど、「ああ、ぼくが悪かった、お母さんごめんなさい」と、素直に謝るのはハイティーンの彼には難しいのだろう。とにかく、大声でキレる。自分も悪いが、私の聞き方、注意の仕方がなっていないのだそうだ。部が悪くなると、うるさい、ほっておいて、を連発しながら、部屋に閉じこもった。


彼の暴言、暴挙を大人らしくやり過ごせるほど、わたしは人間が出来ていない。あまりに腹が立って、昨日から、今朝、学校に出かけるまで。わざと最小限の会話しかしなかった。


けれど、やっぱり気まずいまま送り出すと、その元気のなさが気になってくる。自己責任だが、彼は学校で、今日叱責されるだろう。無事に帰ってきてくれるか、胸がざわつく。


親は難しい。人としての感情と親としての無意識の愛情がうまく混じらない。


たまに、わたしは子どもなど産まずに、実家の小さな窓のある自室で、一生一人でひっそりと生きていくべきだったのではないか、と思う。

子ども達も、ほかの家の優しい母親の下に生まれた方が幸せだったのではないかと。