中学受験のジレンマ

うちには小学校高学年の娘がいる。本人の意思で中学受験をする予定だ。


週3の塾と大量の宿題、もうすぐ、夏休みほぼ返上の苛烈な夏期講習が待っている。


彼女は、コミュ障ぼっちの私と違い、放課後や休日に誘ってくれる友達も多い。

なるべくスキマ時間を作って遊ばせてやるようにしているが、それでも皆と同じようにはいかず、1人後ろ髪を引かれる気持ちで早く帰らせることになる。


子どもにはいつも笑顔でいてほしい。限りある子ども時代を、たくさんの楽しい思い出で彩ってほしい。

そう思っているのに、現実は、遠足で疲れて、クタクタな日も遅くまで机に向かわせてしまっている。


こんなに我慢や辛い思いをさせるなら、いっそ中学受験から撤退させて、子どもらしくのびのび過ごさせてやった方がいいのでは?いつも、そんな思いが頭にある。


一方で、塾のテストでいい点や順位をとってくると、やっぱり嬉しいし、あまりに凡ミスを続けてくると、娘が人一倍頑張っているということを忘れ、つい厳しい言葉をかけてしまう。

走り出した中学受験という列車から今になって下車するのが難しいこともわかっている。


どっちつかずの、もやもやとした気持ちがいつも苦しい。情けない親だ。