負のオーラ

先日、娘の運動会があった。大混雑の中、自分の子どもの出番ではないので、少し引いたところで観戦していると、ななめ前にスッと入ってきたら人がいた。上の子時代に仲良くしてもらっていたママさんだった。


彼女が振り向きざまに目が合った気がして、「あいさつでも…」と思った瞬間、そのママさんは帽子のツバを大げさに直し、そそくさとその場から居なくなったのだ。


その場所がベストポジションではなかったのかもしれないし、私の存在に気がつかなかったのかもしれない。


でも、どうしても、そのママが私と目が合い話しかけられるのが嫌で、その場を去ったようにしか思えず、せっかく運動会を頑張った娘の話も上の空で、しばらく気持ちが落ち込んでいた。


昔から、積極的にイジメられたりするよりは、何となく人から避けられ、遠巻きにされ、気がつくと浮いている存在だった。

バイトやサークルのように同年代が集まる集団でも、周りがどんどん親密になる中、私の周りには、いつまでも誰もいない。


私からは、なんとなく人を不愉快にさせ、敬遠されるような負のオーラが出ているのかもしれない。


辛いけど、どうしようもない。負のオーラを発散し続け、残りの人生、人に嫌われながら生きるしかないのだ。


人間は全然平等じゃないし、人生は努力なんかじゃどうにもならないことばかりだ。