映画の中の夢
娘には好きな映画がある。
「チャーリーとチョコレート工場」と言う映画だ。
テレビ放送でハマったらしく、誕生日にDVDを購入し、もう何十回となく観ている。飽きないものかと思うが、何度、観ても楽しいのだそうだ。
今まで、何十本と映画を観てきたが、心に残る一本がいまいち思い浮かばないわたしからすると、ちょっとうらやましい。
その映画に登場する、ジョニーデップ扮するウィリーウォンカが作っているウォンカチョコは実際に、日本でも買える。
そして、その中には物語と同じ金のチケットが当たりクジとして入っているものがある。
毎年、サンタとは別にクリスマスプレゼントとして、ウォンカチョコを子ども達に一枚ずつあげている。
子供達は勇んで包み紙を破り、残念ながら金のチケットが入っていないのを確認すると、そのままチョコを放置する。
このチョコ、海外のお菓子らしくめっぽう甘い。そしてデカイ。一枚が結構、高価なのに子ども達には不評だ。
もったいないので主に私が冷凍庫に入れてちびちび春先まで食べることになる。
夢があるのは、やっぱり映画の中だけなのだ。